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タグ相性の5%を侮るな!与ダメ・被ダメに与える本当の効果とは

タグ相性のダメージ補正、たかが5%・10%だと甘く見ていませんか? 

今回はそんなタグ相性のお話です。

タグ相性とは

デュオ・マックスウェル(EW版)のEXキャラアビリティ

ここで触れる「タグ相性」とは、パイロットが持っているアビリティの一種のことを指します。

レアリティがSR以上のキャラクターならほとんど持っている、特定のタブを持つユニットに登場させることで発生するボーナスで、
敵に与えるダメージが上昇したり、敵から受ける被ダメージを減少させる効果があります。

一部のキャラクターはどちらかが違うステータスに変化していたり、チャンスステップの回数など別のメリットに変化している場合があります。

これがURでも15%、SRだと5%しかないので軽視されがちですが、意外と侮れないという話をしていきます。

タグ相性の影響(攻撃編)

まずは敵への与ダメージ10%上昇の影響から考えてみましょう。

基準となるダメージを計算するため、シイコさんに出撃してもらいます。

シイコ・スガイは地球連邦軍(宇宙世紀)のタグを持つユニットに登場していれば与ダメージが+10%されます。
ですので地球連邦軍(宇宙世紀)のタグを持つブルーディスティニー1号機【EXAM】に搭載させてダメージを計算します。

機動戦士ガンダムのHARDステージ2に出撃し、敵のプロトタイプガンダムへと攻撃します。
アタックバーストLV3も使って攻撃したところ、ダメージが152,042となりました。

ここから各条件を変更したときのダメージを、ダメージ計算ツールで計算していきます。
(わずかに誤差が出ていますが、充分参考にできる数値になるかと思います)

タグ相性なしタグ相性+5%タグ相性 +10%タグ相性 +15%
アタックバーストなし124910130341135772141203
アタックバースト +5%130341135772141203146633
アタックバースト +10%135772141203146633152064
アタックバースト +15%141203146633152064157495
アタックバースト +20%146633152064157495162926
アタックバースト +25%152064157495162926168357

タグ相性とアタックバーストのレベルなどで複数計算してみましたが、
シイコさんのタグ相性によるダメージ上昇があるかどうかで、ダメージは7.7%程度の差となりました。
これはタグ相性以外にもダメージ増減の効果があり、タグ相性のダメージ上昇効果が薄れてきていることが原因です。

今回の場合、ダメージを上昇させる効果はタグ相性とアタックバーストのほかに、シイコさんが持つダメージ上昇アビリティ(15%)がありました。
ダメージ上昇効果や減少効果は足し算されて補正の量が算出されるのですが、
今回はタグ相性10%+アタックバースト15%+与ダメージ上昇アビリティ15%=40%の上昇補正がかかっていることになります。
ここからタグ相性の10%が無くなった場合、40%上昇から30%上昇になります。
ダメージ量が140%から130%になるので、増加率は7.7%程度になってしまうのです。
実際のダメージ増加は10%より少なくなってしまいました。

このことから分かることとして、

与ダメージ上昇やアタックバーストの効果が大きいパイロットほど、タグ相性による与ダメージ上昇の恩恵は感じにくい

ということが言えるかと思います。

もちろん効果がないわけではないですし、該当するパイロットほどタグ相性の数値も大きくなってきますので変化量も無視できなくなります。
ですが、ユニットの性能差によってはタグ相性を無視した方がいい場合も多いでしょう。

タグ相性の影響(防御編)

続いては防御面におけるタグ相性の影響具合を確認します。

低コストのユニット+キャラクターで検証

今回は低コストの組み合わせで確認してみます。
SRのユニット・フォビドゥンガンダムと、SRのキャラクター・シャニ・アンドラスです。

SRキャラクターなので、タグ相性によるダメージ減少は5%しかありません。

こちらは機動戦士ガンダムSEEDのHARDステージ2で、M1Aアストレイのビームライフルを支援防御した時のダメージを参考に計算します。

タグ相性なしタグ相性 -5%タグ相性 -10%タグ相性 -15%
フォースガードなし3461321429672720
フォースガード -5%3214296727202472
フォースガード -10%2967272024722225
フォースガード -15%2720247222251978
フォースガード -20%2472222519781731
フォースガード -25%2225197817311484

もとの被ダメージが少ないせいで分かりづらいかもしれませんが、
タグ相性による被ダメージ5%減少の効果があるかどうかで、ダメージが8.3%も変わっています。

こちらは攻撃の時とは反対に、ダメージ減少効果が重なることで相対的にタグ相性による補正値が大きな影響を与えるようになっています。
フォビドゥンガンダムは防御時にビーム射撃武装のダメージを30%減少させるアビリティがあり、
さらにフォースガードで10%、タグ相性で5%ダメージ減少させる効果が発生しています。
これらを合計するとダメージ減少効果は30%+10%+5% = 45%となります。

何も補正がない場合のダメージを100%とすると、タグ相性があれば100% – 45% = 55%、タグ相性なしだと60%のダメージとなります。
そのため5%しかないタグ相性の効果で8.3%もダメージが変わってくるのです。

タグ相性以外でのダメージ減少効果が大きければ、タグ相性の数値がわずかでも大きな影響を与える

ということになります。

とはいえ、今回の例はビーム射撃武装のダメージ減少アビリティが有効な場合のダメージです。
もしビーム射撃以外の武装で攻撃されてしまった場合、ダメージ割合は90%から85%になるので5.5%の減少ということになります。

URのユニット+キャラクターで検証

アビリティとタグ相性をフル活用すると、どれくらいダメージを抑えられるのかを検証してみましょう。

URのアムロ・レイは、被ダメージ20%減少のフォースガードと、タグ相性による被ダメージ減少15%を持っています。
このアムロをHi-νガンダムに乗ってもらい、ビーム射撃武装被ダメージ-40%のIフィールドが有効な敵の攻撃を受けると…

他のユニットでは10万以上のダメージを受けるところ、アムロのHi-νガンダムが支援防御することでダメージが1.5万以下になりました。
耐久型による防御寄りのステータスやシールド防御が影響しているだけでなく、
合計75%にも及ぶダメージ減少アビリティの相乗効果によるところが大きいと言えるでしょう。

このときタグ相性(15%)が有効になっていることで、ダメージは37.5%も減少していることになります。
耐久型、特に有効な防御アビリティの効果が多いほどタグ相性は無視できなくなってくるようです。

もしIフィールドの効果が40%ではなく60%だったら…
というわけで、ガシャ産のHi-νガンダム(EX)に乗せ換えて同じ条件で試してみました。

ダメージは7490まで下がりました。

ダメージ軽減が合計95%なので、2497までダメージを抑えられる計算だったのですが、そこまでの数値にはなりませんでした。
どうやらダメージ軽減による補正は最低でも15%止まりとなるようです。
タグ相性がなくてもフィン・ファンネルバリアとフォースガードで80%軽減ですので、ここまでくればタグ相性は関係ないかもしれません。

ちなみにアムロの場合、タグ相性15%とフォースガード20%ですので、
他に防御アビリティが無くてもタグ相性があることで被ダメージは80%から65%になるので、実質18.75%減少となります。
これでも充分大きい違いですので、アムロは必ず地球連邦軍のユニットに乗せるようにしたいところです。

まとめ

  • 与ダメージ上昇については、他の与ダメージ上昇アビリティやアタックバーストに埋もれてしまい影響が小さくなる
  • 被ダメージ減少については、他の被ダメージ軽減アビリティやフォースガードの影響が大きいほどタグ相性の影響も大きくなる

ということが分かりました。

アタッカーについてはタグ相性は必須レベルというわけではなく、合わせられれば合わせたいという程度
(もちろん強力な組み合わせでタグ相性も合わせられるならそれに越したことはない)なのに対して、
耐久型、特に支援防御担当の場合はタグ相性も無視できないレベルの影響になってきます。
多少のステータス(守備値)であれば、無視してタグ相性とフォースガード持ちを優先させた方がいいケースも多くなりそうです。

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