素早さが変化する際の仕様

めったに起こりませんが、
戦闘中に敵の素早さが変化するケースがあります。
そんなときには行動順の変化に気を付けないといけません。

素早さが変化する敵

ペパット戦

ペパットのHPを減らすことで、
プチボムがボムへいに変化します。
素早さは15から1に変わります。

カジオー(第2段階)

カジオーは第2段階だと頭を変身させながら戦うことになります。
頭の種類によって素早さが変わるため、変身すれば行動順の変化が発生します。

素早さの変化と行動順の変化

スーパーマリオRPGでは、キャラごとにステータスが決められています。
そして行動順はステータスの中の素早さによって決まります。

基本的には素早さのステータスが高い順に行動します。
同じ素早さのキャラが存在する場合、
敵キャラ、味方キャラ3番目、味方キャラ2番目、味方キャラ1番目(マリオで固定)の順となります。

この行動順は、ターン開始時に毎回判定されています。
もし戦闘中に敵の素早さが変化した場合、
変化したターンは変化前の行動順で行動します。
変化した次のターンから変化後の素早さで決まる行動順で行動します。

実際の例で行動順の変化を確認

ペパット戦

ペパットの素早さが15、
プチボムはペパットと同じく15、
ボムへいの素早さは1となっています。

この時味方のキャラは一番遅いマロでも18ですので、
毎ターン味方チーム3人が行動してから敵が行動します。
そのため敵チームの中だけで行動順の変化が発生します。

プチボム召喚中

ペパットはまずプチボム4体を召喚します。

プチボムはペパットと同じ素早さです。
同じ素早さの敵が複数いる場合、
どの順で行動するかを判断するのは難しいようなのですが、
今回の場合、ペパットより早く動くプチボムとペパットより遅く動くプチボムがいるようです。
順番に並べると、以下のようになります。

1.プチボムA
2.ペパット
3.プチボムB

プチボムからボムへいに変化するタイミング

ここでペパットのHPが減少し、プチボムからボムへいに入れ替わった場合、
プチボムがいた敵の枠がボムへいに差し替えられます。
見た目上はプチボムがいなくなってボムへいが新しく召喚されていますが、
ゲーム内の扱いではプチボムがボムへいに差し替えられています。

差し替えられたターンは行動順が変わりませんので、
変化したターンは素早さが低いボムへいになってももとの行動順で行動します。

1.プチボムA → ボムへいA
2.ペパット
3.プチボムB → ボムへいB

そのため素早さ順だけで見ればペパット→ボムへいの順で行動するはずなのですが、
入れ替わったターンだけはボムへいがペパットに先制する可能性があります。

そして次のターンからは変化後の素早さ順で行動順が決まりますので、
必ずペパット→ボムへいの順で行動するようになります。

とはいえかなりピンポイントですので、覚えてなくてもさほど困らないかもしれません。
覚えていたらペパット戦でボタンガードの心構えができるのでちょっといいかも…

タコつぼゲッソー

イカのあし3本組との戦闘が2回あり、
そのあとタコつぼゲッソー+イカのあし2本との戦いへと移行します。
これらの戦闘は切り替わりがなく一続きになっています。

ここでの戦闘が切り替わる流れとしては、
イカのあし3本を倒す→別のイカのあし3本に入れ替わる
もう一度イカのあし3本を倒す→ゲッソーとあしに入れ替わる
という感じです。

ここでの入れ替わりが「戦闘中に素早さが変わる」仕様と少し関わってきます。

マロの素早さは18、クッパの素早さは15です。
イカのあしのすばやさは22、タコつぼゲッソーは8ですので、
イカのあし→マロ・クッパ→タコつぼゲッソーの順で行動します。

ここで第2ウェーブを突破するのがイカのあしより前に動くキャラだった場合、
移行したターンだけ、もともとイカのあしが動くタイミングでタコつぼゲッソーが行動します。

下の画像は「ただただ楽したいスーパーマリオRPG#10」の一部ですが、
ピーチで第2ウェーブを突破したターンだけ、
もともとイカのあしが動く予定だったタイミングでタコつぼゲッソーが行動します。

上の画像で仮に前のウェーブをクッパで突破した場合、
タコつぼゲッソーが行動せず次のターンになり、マリオから行動することになります。

こちらも1戦闘内で1回しか発生しませんので、
何かしらの違和感があったとしてもスルーされがちです。

カジオー(第2段階)

カジオー戦(第2段階)では頭が変身することで素早さも変わります。
この時変身前と変身後の組み合わせによっては注意が必要です。

形態と素早さ

初期形態・・・素早さ40
戦車形態・・・素早さ50
魔導形態・・・素早さ35
宝箱形態・・・素早さ15
棺桶形態・・・素早さ0

初期形態

初期形態の場合は気にする必要はありません。
初期形態のうちは何も行動しません。
そして初期形態から別の形態(はじめは戦車形態)に変身させるのは体のターンで、
体の素早さは30ですので頭よりも後に行動します。

そのため初期形態から変身するときには、頭はすでに何もせずターンを終了しています。
ですので最初に変身するときは行動順の変化を気にする必要がないのです。

棺桶形態

実は最も注意しないといけないのが棺桶形態です。

それは棺桶形態が素早さ0で、ターンの最後に行動するからです。
(防具のひまんパタこうらを装備して素早さを0にしていれば棺桶より後に動けますが…)

変身ターンまではカジオー(頭)がターンの最後に動くのですが、
変身した次のターンからは変身した後の素早さに応じた行動順になります。
ここで危険な2連続行動が発生することになります。

味方パーティが初期素早さだった場合を例にして確認しましょう。
まずは棺桶形態がいる時の行動順です。

1.からだ(素早さ30)
2.ジーノ(素早さ30)
3.ピーチ(素早さ24)
4.マリオ(素早さ20)
5.棺桶形態(素早さ0)

よくあるパーティを例にしましたが、
マロやクッパをパーティにいれた場合も行動順は変わりません。

ここで棺桶形態が魔導形態に変身した場合を考えてみます。
変身したターンの行動順は変わりませんので、
本来棺桶形態が行動するはずだったタイミングで魔導形態が行動します。

1.からだ(素早さ30)
2.ジーノ(素早さ30)
3.ピーチ(素早さ24)
4.マリオ(素早さ20)
5.魔導形態(素早さ35)

そして次のターン、改めて素早さ順にキャラが行動します。

1.魔導形態(素早さ35)
2.からだ(素早さ30)
3.ジーノ(素早さ30)
4.ピーチ(素早さ24)
5.マリオ(素早さ20)

そうです。
魔導形態が2回連続で行動します。
これは戦車形態に変わった場合でも同じです。

棺桶形態がターンの最後に動くせいで、
変身した後の形態が2回連続で行動するようになってしまいます。

2回連続行動の回避方法
1.ひまんパタこうら(防具)を誰かに装備させる

一番簡単かつ強力な対策方法です。

棺桶状態よりも後に行動できるようになるため、
2回連続で行動する間に割り込むことができます。
ピーチがこの状態なら確実に回復を挟めますので安心です。

注意点としては、
素早さが上昇するアクセサリーをつけると割り込めなくなることです。
ひまんパタこうらを装備させる場合、
上級者なら即死対策としてジャッキーベルトなどをつけてあげたくなりますが、
素早さが上がると棺桶より先に動いてしまいます。
即死耐性ならクリスタルのおまもりがおすすめです。
セーフティリングでもいいのですが、可能なら別のキャラに装備させたいですね。

2.素早さが非常に高いキャラを1人用意する

ひまんパタこうらは遅くすることによる対策でしたが、
逆に素早さを高くすることでも対策できます。

戦車形態は素早さ50、魔導形態は素早さ35ですので、
これより早くしておけばどんなパターンでもターンの最初に行動できます。

このパターンだと現実的なのは、
ジャンパースカーフを装備したマリオでしょうか。
時点でもともと素早さが高いジーノですね。
ピーチに素早さが上がるアクセサリーを装備させることは少ないと思います。

この場合の問題点として、
今回紹介している仕様を理解していないと実際発生しても対応しづらいことです。

例えばマリオの素早さが50より高くなっているケースを考えると、

4.ピーチ(素早さ24)
5.魔導形態(棺桶形態から変身)
1.マリオ(素早さ50)
2.魔導形態(素早さ35)
3.からだ(素早さ30)
4.ジーノ(素早さ30)
5.ピーチ(素早さ24)

という順になりますので、
ピーチのターンを挟まずに魔導形態の攻撃を2回受けることになります。

仕様が分かっている場合であれば、
マリオに回復アイテムを使わせたりすることで対応できるでしょう。

ですが、もし仕様が分かっていない場合、
マリオに攻撃させてしまうと魔導形態の魔法を2回分受けることになります。

分かっていないと素早さが高いキャラがいても危険なのは変わらないです。

ちなみに小生が攻略している時には、
ジーノにシュビビンシューズを装備させて、魔導形態より先に動けるようにしていました。
あとはおたまドリンクを用意しておき、魔法2回の間におたまドリンクで少しでも回復するようにする作戦です。
戦車形態には実質2回行動を許すことになりますし、
ダークスターが来たら厳しいところではありますが…